血行障害
体の冷えや不規則な生活などにより、血液は流れにくくなります。また、栄養分が隅々まで行き渡らず、老廃物が蓄積されるという悪循環が起こります。
その結果、肩こりや関節痛、腰痛、冷え、むくみなどの不調や、心筋梗塞、脳梗塞といった生命に関わる病気のリスクが高まります。
◽︎血行とは、身体に血が巡ること。
◽︎血流とは、血液が血管を流れること。
血行障害、血行不良、血流障害は身体に血液がうまく回らない状態で、ほぼ同じ意味とされます。
[血行障害の症状] 肩こり、腰痛、関節痛、冷え、むくみなど
[血行障害の原因]
◦運動不足…運動不足で筋肉量が少ないと、筋肉が収縮するときに血液を押し上げる「筋ポンプ作用」が弱くなる。
◦不規則な食生活…食事の回数が少なく、一度に過剰にカロリーを摂取する食生活は肥満にもつながる。
◦身体の冷え…末梢部まで血液が届きにくくなり、冷えやむくみの症状が現れる。
◦動脈硬化…動脈の血管の弾力性が失われ硬くなり、粥状動脈硬化が起きると、血管の内腔が狭くなることで血行障害が生じる。
[血行障害の予防&対処法]
◯生活習慣の改善…規則正しい睡眠時間や食生活、適度な運動、ストレスケアを行う。
◯身体を冷やさない…冷えると血流が滞りやすく、自律神経も乱れるため、身体を温め、適温を保つ。
◯窮屈な衣類を避ける…締め付けることで血行不良に繋がる。
◯水分を摂る…水分を十分に摂らないと、血液が固まりやすくなるため、こまめな水分補給をする。
血行障害は、心筋梗塞や脳梗塞といった生命に関わる病気のリスクが高まってしまうため、冷えや生活習慣など早めに改善していきましょう。