乾燥肌
皮膚の潤い(水分量)は、皮脂、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質の3つの保湿因子によって一定に保たれています。
ところが、ターンオーバーの乱れや加齢などが原因で減ってしまうと、角質の水分も減少し、皮膚がひどく乾燥した状態になってしまいます。
過度の洗浄などにより、肌の油分(皮脂や細胞間脂質)が奪われるとNMFが洗い流されたり、水分が蒸発しやすくなり肌は乾燥します。
〈乾燥時のお手入れ方法〉
1、洗浄力の優しいクレンジングや洗顔料に切り替える
2、保湿成分が多く配合された化粧品を使う
3、乳液、クリーム、オイルなどで潤いを閉じ込める
4、シートマスクやパックなど集中ケアアイテムを使う
代表的な保湿成分
⚫︎精製水…角質に水分を届ける
⚫︎アミノ酸、NMF、グリセリン… 水分を吸収する性質がある
⚫︎ヒアルロン酸、コラーゲン…真皮に元々ある成分が多く、角質内保湿として作用
⚫︎セラミド、レシチン、スフィンゴ脂質…しっかり水分をキープする保湿物質
⚫︎スクラワン、ホホバオイル、ワセリン…肌に入れた水分を蒸発させないようにする
肌の水分量は年齢と共に減少していきます。
40代以降になると皮脂量も急激に減少し始めるため、加齢による乾燥状態を引き起こします。
潤いを与えるものやキープするものなど、肌内部の水分を保つ保湿成分を配合した美容液でのケアがおすすめです。